霏々剌々
読んだ(あるいは読まなかった)本、コミックス または 映画などについての覚え書き
00/03/13
◎4 1/4 カトゥル・カール(三原ミツカズ:フィールコミックス・ゴールド)
 ちょっと(かなり?)エキセントリックで、実はロマンチストなケーキ屋サンのお話ですが、いや、絵がね、格好いいんですよ。
 でも、主人公は都倉クンだったりする(^^;。

△美人女優と前科七犯(佐々淳行:文春文庫)
 古き良き時代の警察物語。ちなみに著者は、文中であれこれ警察組織について懸念しているのですが、それらは最悪の形で的中しているという…。

△月世界の無法者(E・ハミルトン:ハヤカワSF)
 濡れ衣を晴らすのはいいんですが、これは無茶すぎでわ。いやまあ、常にそうなんだけどね。

×ビッグY(1)(横山信義:ワニ・ノベルス)
 どっちかといえば、「征途」をお薦めします。

○模造世界(ダニエル・F・ガロイ:創元SF文庫)
 ちょっとだけ(時代も有るかな)、ディックを連想させる話ではあります。まぁ「今」読むと、どってことない(実は結構面白く読みましたが)んですけど、1964年ということを考えると、凄いですね。ほんと、どうして今まで訳出されなかったのかが、不思議な程です。

×魔女の1ダース(米原万里:新潮文庫)
 実体験に基づくエピソードは、興味深かったかと。

○信長−あるいは戴冠せるアンドロギュノス(宇月原晴明:新潮社)
 これは自分では買わなかっただろう作品ですね(C嬢より借りて読了。ありがとうございました)。
 いや、結構面白かったんですけど、イメージが先行しすぎですし、とにかく凝りすぎ。物語の内容から言って多重構造は仕方ないと思いますが(いきなり、戦国時代の日本とローマ帝国のシリアを出されてもねぇ)、物語の流れを切っちゃってる気がします。戦国時代の話(合戦やら妖しの術やら)の部分が結構面白いだけに、引き戻されると辛いですね。かといって、全部埋めこんじゃうと、山田風太郎?
 アイデアというかウンチクというか…を出すにしても、もう少し抑えたほうが良いんじゃないかなぁ…今のままでは、アルトーのネガに過ぎないので、非常に勿体無いですな、うん。
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