稲垣理一郎/村田雄介/集英社ジャンプコミックス
やっぱ少年マンガってこうじゃないと的な展開が、感動。
おまけページも充実。カバー下まで遊んでいる様子を見ると、原作と作画を分けて正解だったと思いますが、これってヒカルの碁からの流れかな?デスノートもそうだし。
まぁ、100%では無いのですけどね。

やっぱ少年マンガってこうじゃないと的な展開が、感動。
おまけページも充実。カバー下まで遊んでいる様子を見ると、原作と作画を分けて正解だったと思いますが、これってヒカルの碁からの流れかな?デスノートもそうだし。
まぁ、100%では無いのですけどね。

三原ミツカズ/祥伝社コミック文庫
本編はもちろん、外伝(こういうのも前史というのかしらん)に雑誌掲載のエッセイまで入ってお得な文庫版です。ファッションはともかく(作者のインテリアの趣味もともかくだ)、絵が素敵なのですよ。

本編はもちろん、外伝(こういうのも前史というのかしらん)に雑誌掲載のエッセイまで入ってお得な文庫版です。ファッションはともかく(作者のインテリアの趣味もともかくだ)、絵が素敵なのですよ。

バーナード・ルイス/臼杵 陽(監訳)/日本評論社
真相が何処にあるにせよ、現時点で世界各地の紛争の殆どには、イスラム教がかかわっていることは間違いないわけで、その理由の一端が(正確な歴史的経緯を含めて)書いてあるのではと期待してたんですが…。
著者は中東史の権威なんでしょうが、解釈が偏ってる匂いがします。イスラム教思想の特徴に踏み込んで解説してるわけでもなく、なんかこう野蛮人の非難に終始しているような感想を持ちました。
つか18世紀人が暗黒大陸や新大陸に言及しているような感触が。
著者は恐ろしいことにネオコンの精神的支柱らしいんだよなぁ。ということは、イスラム教の高位聖職者の宣言とかと、どこが違うのやら。
結論:中東史の権威でもトンデモ本。(トンデモ本の本来の意味じゃないけど)

真相が何処にあるにせよ、現時点で世界各地の紛争の殆どには、イスラム教がかかわっていることは間違いないわけで、その理由の一端が(正確な歴史的経緯を含めて)書いてあるのではと期待してたんですが…。
著者は中東史の権威なんでしょうが、解釈が偏ってる匂いがします。イスラム教思想の特徴に踏み込んで解説してるわけでもなく、なんかこう野蛮人の非難に終始しているような感想を持ちました。
つか18世紀人が暗黒大陸や新大陸に言及しているような感触が。
著者は恐ろしいことにネオコンの精神的支柱らしいんだよなぁ。ということは、イスラム教の高位聖職者の宣言とかと、どこが違うのやら。
結論:中東史の権威でもトンデモ本。(トンデモ本の本来の意味じゃないけど)

ウォルター・サタスウェイト/大友香奈子/創元推理文庫
1920年代の巴里が舞台のシリーズ第二作。英国の片田舎とは異なり退廃した花の都らしい雰囲気に溢れている、かな? 登場人物もサティにヘミングウェイに、英国の女流推理作家にパイプを片手の敏腕警視(^^;と前作に負けず劣らずです。
トリックは…まぁ古典的というか。ところで動機が今ひとつピンと来ないんですけど、読み飛ばしちゃったかね。でも、3作目もあるとのことなので(伯林)、楽しみではあります。

1920年代の巴里が舞台のシリーズ第二作。英国の片田舎とは異なり退廃した花の都らしい雰囲気に溢れている、かな? 登場人物もサティにヘミングウェイに、英国の女流推理作家にパイプを片手の敏腕警視(^^;と前作に負けず劣らずです。
トリックは…まぁ古典的というか。ところで動機が今ひとつピンと来ないんですけど、読み飛ばしちゃったかね。でも、3作目もあるとのことなので(伯林)、楽しみではあります。

コニー・ウィリス/大森 望/早川書房
さすがはウィリスというべき逸品。まぁたしかに長いんですけど、時代が時代だけに、ゆるゆると読むべき本かもしれません。英国文学や初期の探偵小説に詳しければ詳しいほど楽しめるだろうところが、個人的な限界があって残念でした。
御都合主義を糊塗するなどと言われている本書の時間理論ですが、よく考えてみればちゃんと謎が解けるようになっているのも流石です。
前作からの登場人物のうち、全く意外だったのが秘書のフィンチ氏。そんなに優秀な人だったとは…「不要物質とは言わない(大意)」という台詞も泣かせます。うん、犬は勘定に入れないんですね(^^;。

さすがはウィリスというべき逸品。まぁたしかに長いんですけど、時代が時代だけに、ゆるゆると読むべき本かもしれません。英国文学や初期の探偵小説に詳しければ詳しいほど楽しめるだろうところが、個人的な限界があって残念でした。
御都合主義を糊塗するなどと言われている本書の時間理論ですが、よく考えてみればちゃんと謎が解けるようになっているのも流石です。
前作からの登場人物のうち、全く意外だったのが秘書のフィンチ氏。そんなに優秀な人だったとは…「不要物質とは言わない(大意)」という台詞も泣かせます。うん、犬は勘定に入れないんですね(^^;。

松尾由美/創元推理文庫
ハヤカワ書房版に未収録の作品もプラスして文庫化したので再読。
個人的には、ミステリとしてはルール違反じゃないか、と思うところも有るんですが、まぁ本題じゃないかもしれませんしね。
いやまぁ、よくわからない世界だしさ。

ハヤカワ書房版に未収録の作品もプラスして文庫化したので再読。
個人的には、ミステリとしてはルール違反じゃないか、と思うところも有るんですが、まぁ本題じゃないかもしれませんしね。
いやまぁ、よくわからない世界だしさ。

ピーター・F・ハミルトン/竹川典子/創元SF文庫
表紙と未来の荒廃した英国という惹句につられて購入したけど、最初の数行で投げ捨てたくなりました。
要は安っぽい企業陰謀モノ(多国籍超大企業の親族経営に年若い後継者と傭兵崩れのボディーガードとかいうアレ)。ガジェットだけ持ってきてもダメだという悪い見本、というか作者は本当はSFをバカにしてるんじゃないのか、とか。
ダメ小説とは、これの事でしょう。

表紙と未来の荒廃した英国という惹句につられて購入したけど、最初の数行で投げ捨てたくなりました。
要は安っぽい企業陰謀モノ(多国籍超大企業の親族経営に年若い後継者と傭兵崩れのボディーガードとかいうアレ)。ガジェットだけ持ってきてもダメだという悪い見本、というか作者は本当はSFをバカにしてるんじゃないのか、とか。
ダメ小説とは、これの事でしょう。

和月伸宏/(黒崎 薫)/少年ジャンプコミックス
10週突き抜けじゃないかとか言われてましたが、無事次のステップに進んでおります(をい)。岸部露伴のファンとか、自作のセルフパロとかギャグもシリアス部分も好調。未読の方は是非是非。
相変わらずストロベリってる主人公達ですが、今巻では表紙も背表紙も怪人に食われてヒロインの立場がありません。
つか、突撃槍が邪魔なんですけど(^^;。

10週突き抜けじゃないかとか言われてましたが、無事次のステップに進んでおります(をい)。岸部露伴のファンとか、自作のセルフパロとかギャグもシリアス部分も好調。未読の方は是非是非。
相変わらずストロベリってる主人公達ですが、今巻では表紙も背表紙も怪人に食われてヒロインの立場がありません。
つか、突撃槍が邪魔なんですけど(^^;。

大場つぐみ/小畑 健/少年ジャンプコミックス
死神のノートというアイデアに加え、サスペンスたっぷりのストーリーと絵とががっちりかみ合っている、傑作です。子供向けじゃないのは間違いないですが(^^;。
以前、読み切りで掲載された作品を、連載用に設定を変更しております。短編と長編の差というか、そのあたりも見比べてみたいので、次巻あたりに特別編として掲載してくれないかなぁ。

死神のノートというアイデアに加え、サスペンスたっぷりのストーリーと絵とががっちりかみ合っている、傑作です。子供向けじゃないのは間違いないですが(^^;。
以前、読み切りで掲載された作品を、連載用に設定を変更しております。短編と長編の差というか、そのあたりも見比べてみたいので、次巻あたりに特別編として掲載してくれないかなぁ。

市東亮子/ボニータコミックス
12年ぶりの新刊ですが、正直続刊がでるとは思ってませんでした。
さすがに(描くほうも読むほうも)ブランクが大きいのか、ところどころ絵的にも話的にも「?」と思う所はありますが、そこは目をつぶっておきます。まぁ顔見世ですしね。しかし、何人もの脇役の状況と人間関係が不明だったり…もうちょっと判りやすくしても良いんじゃないのかとか。
御二人とも相変わらずです。うむ。

12年ぶりの新刊ですが、正直続刊がでるとは思ってませんでした。
さすがに(描くほうも読むほうも)ブランクが大きいのか、ところどころ絵的にも話的にも「?」と思う所はありますが、そこは目をつぶっておきます。まぁ顔見世ですしね。しかし、何人もの脇役の状況と人間関係が不明だったり…もうちょっと判りやすくしても良いんじゃないのかとか。
御二人とも相変わらずです。うむ。

石川英輔/講談社文庫
短期間で往復した結果、機内で読む本がなくなってしまい緊急措置として空港内書店で購入。やっぱり進歩的文化人からの攻撃を嘆いてます。今では、ロシア的共産主義が最高だとか高言しちゃう人もいないでしょうけどね(--;。
大体、科学と技術と政治思想を同一に語ることがどうかと。いやまぁ、哲学というか背骨というか、リンクしているのは間違いないと思います…朱子学体系のなかでは「自然科学」は発展し得なかったというのもある気がしますけどね。
再三再四、著者自身が「江戸時代は無条件に良かった訳ではない」と書いてはいますが、他に方法が無いから技術が発達したのでは? という事で、解説書としては面白いのですが、何となく違和感を感じました。

短期間で往復した結果、機内で読む本がなくなってしまい緊急措置として空港内書店で購入。やっぱり進歩的文化人からの攻撃を嘆いてます。今では、ロシア的共産主義が最高だとか高言しちゃう人もいないでしょうけどね(--;。
大体、科学と技術と政治思想を同一に語ることがどうかと。いやまぁ、哲学というか背骨というか、リンクしているのは間違いないと思います…朱子学体系のなかでは「自然科学」は発展し得なかったというのもある気がしますけどね。
再三再四、著者自身が「江戸時代は無条件に良かった訳ではない」と書いてはいますが、他に方法が無いから技術が発達したのでは? という事で、解説書としては面白いのですが、何となく違和感を感じました。

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